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片岡タイムズ

GSL編集部、UPSETでの活動記録

「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティー

【エルトラックイヤーエンドパーティー】

 

 

3/18(土)『バスケットボールの家庭教師』で知られる株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティーがシネマイクスピアリ(千葉県浦安市舞浜)で開催された。本イベントは、ERUTLUC指導員の年間功労賞発表と、卒業する指導員の送り出し、そして鈴木良和代表によるスピーチという構成。参加者には、同指導員、現在はプロバスケットボールチームなどで活躍する指導員の卒業生、指導を受けている選手の保護者、来賓が集まった。また、参加を希望する一般参加者にも広く開放する形式を採用することで、より開かれた会となった。

◇エルトラックの3つの理念

同社は「より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する」・「チームスポーツだからこそできることで教育に貢献する」・「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」をミッションとして掲げている。また、同代表の著書『バスケットボールの教科書<1>~<4>』でも「理念を体現するには、それに相応しい仕組み(評価のシステム、環境創りなど)」とも記載の通り、様々な部分で理念を体現する仕組み、環境創りを感じれる催しとなった。

◇年間功労者発表。”Thank you for your contribution to the mission of our company”

年間功労者発表では、同社が重要視する各項目ごとに優れた活動をした指導員を表彰。また、指導理念に掲げるジョン・ウッデンの成功のピラミッドをなぞり、各項目を階層構造のピラミッドとしたことも特徴だ。礎となる最下段には、情熱、スタッツ、指導実績、スキルペーパー、スタディの項目。それに続き、喜びの声、TED(プレゼンテーション能力)、ドリル、アイディア、3段目にはユーモア、魅力、育成部門が並び、4段目にはMET(Most Educational Tutor)とMIT(Most Improved Tutor)と続く。

ジョン・ウッデンの成功のピラミッドに照らすと、平常心と自信という項目に該当し、また冒頭にあげた理念の「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」」「チームスポーツだからこそできることで教育に貢献する」」に対応する。そして、Competitive Greatnessの項目では、MVT(Most Valuable Tutor)として、2016年度、総合的に素晴らしい活動をした指導員が表彰された。

これは、「より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する」に対応する。ここでも、理念の体現と、評価・表彰の仕組みなどで工夫されている。

先ほど、「理念を体現する仕組み・環境」と書いたが、本表彰のイベントロゴには”Thank you for your contribution to the mission of our company”というスローガンがメッセージとして添えられていることからも、性質としては、表彰やコンテストで指導員同士を競争心を煽るというよりかは、優れた指導をした指導員に対してERUTLUCから謝辞を伝えるという意味合いが強いように感じた。

◇卒業コーチの部。理念を体現しながら規模を拡大する『規律の文化』。指導員の育成制度

卒業コーチの部では、今年度でERUTLUCの活動を終え、次のステージ(小学校の教員、地元に戻っての他の活動など)で活動を離れる指導員が謝辞を述べた。ERUTLUCでは、
バスケットボールの指導(出張指導、地域の保護者主催の定期練習会)などを事業としているが、「ちょっと、バスケットボールを教えてお金を貰おう」という軽いノリでは指導員としての活動が出来ない。情熱や勤勉さを試す仕組みがあり、それを通過し、その後も研究制度などをやり遂げた人物が指導員として活動できる。

先輩指導員が後輩の指導員を指導するバディ制度と呼ばれる仕組みも存在するが、一人の上級指導員が担当する人員も決まっている。これは、「規律の文化」(ビジョナリーカンパニーより)から、塾考の上に定まった制度であるようだ。ここでは、先輩指導員との非常に心温まるやり取りが見られた。目の前の利益に追われず、面倒で、手間もかかる事であるが、理念を体現する事に時間と人員を投資しているからこその場面であった。

◇鈴木代表のスピーチ。中核の指導員による書籍、定期指導者勉強会もスタート。「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」への歩み

代表の鈴木良和氏のスピーチでは、指導員や、外部の関係者への謝辞に始まり、2016年度の振り返りが、様々な指標と共に時系列で語られた。今年度の特徴としては、事業の柱である指導の緩やかな成長と並行し、中核をなす指導員による出版・監修本の発刊や、指導者を対象とした定期勉強会の活動が特筆事項として挙げられた。

鈴木代表の活動としては、『バスケットボールの教科書<1>~<4>』の発刊や、日本バスケットボール協会のナショナルジュニア育成キャンプ(U-12~U14などの育成世代のキャンプ)の指導を担当したことにも触れた。バスケットボールの指導を事業とする会社を経営する代表者が、日本バスケットボール協会の中で役職を得ることに対して、その関わり方などを気にされている人もいるかもしれない。鈴木代表は、「日本バスケットボール協会の発展に貢献することは、未来の子どもたちへの貢献につながる」という信念のもと、様々な活動に精力的に取り組んでいるとのこと。すべては理念の体現につながるアクションの延長線上ということだ。

◇ライバルはディズニーランド

本イベントがディズニーランドのお膝元であるシネマイクスピアリで開催されているのも、工夫の一つ。バスケットボールの指導を事業とするERUTLUCでは、事業のライバルをディズニーランドとしている。それは、各家計で、食費や、光熱費、住居費などを差し引いた、生存に必要な必要経費以外の予算の中で、余暇活動にお金を使うか、子供のスポーツ教育に割り当てるかなどを判断されるものという。その中で、世界最大級のテーマパークであり、エンターテイメントを作り出すディズニーランド以上に価値のある指導を提供する事で、社会に貢献していこうという壮大な構想でもあるようだ。

具体的には、年間の来場者数と、ERUTLUCの指導を受けた年間の人数などの比較などが提示され、その為に必要な指導員の人員、指導回数、地域の保護者主催の定期練習会の開催数なども同様に提示。また、ここが何よりも重要な事であるが、悪戯に指導実績を伸ばしたとしても理念の体現にはならない。「規律の文化」にならって、ERUTLUCの定める成長プロセスが明示された上で、今後のビジョンが発表された。

◇来賓からの言葉
「出来ない子を教える事が出来る。そして、ここ近年は指導者の悩みにも応えられるようになった。皆さんの成長を感じています」

最後に、来賓の挨拶の際に語られたエピソードなどを紹介したい。会社経営を支える「士業」の方々や、活動の初期を知る方々が集まる方々が中心だ。

「担当をしている会社の中で、一番、イキイキと社員の方が働いている」

「出来ない子のを教える事が出来るのがERUTLUCの指導員の特徴。最近は、特に、その領域での指導員の方の成長が著しい。また、最近は指導者の方の悩みに対応できるようにもなった」

「分析や不定期指導で対応をお願いした東北地方の大学について、若い指導員の方が非常に素晴らしい情熱で対応をしてくれた。この情熱に対して、元々の対価(必要経費などで産出された金額)では足りないと思った。それぐらいの情熱で対応をしてくれた」

GSLで本レポートを書いたのは、鈴木代表、水野慎士指導員をはじめ、岩井、池田親平、佐藤雅幸氏ら各指導員の方に記事寄稿などでご協力を頂いた経緯があるため。

また、同社の「海外事業プロジェクト」では、2006年世界選手権優勝のスペイン代表HCペップ・エルナンデス氏のインタビューや、「勝利か育成か」の力強いコラムが印象的なDave taylor氏の勉強会レポートなど、非常に面白い内容も多い。ぜひ、未読の方は、是非、ご一読を。

GSL内、エルトラック指導員の方の関連記事
http://goldstandardlabo.com/…/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88%…/

<参考>
海外事業プロジェクト 各スペシャルページ

レポート全体
http://www.basketballtutor.com/overseas-project/

ペップ・エルナンデス氏について
・2006年世界選手権でスペイン代表を初の金メダルに導く
http://www.basketballtutor.com/news/…
http://www.basketballtutor.com/news/6585#.WNuzODuLQ2x

Dave・Taylor氏
伝説の指導者ジョン・ウッデン氏から学んだこと
http://www.basketballtutor.com/news/5704#.WNuzVjuLQ2x

【ジョン・ポール・ターナー氏】
・U-13スペイン代表のヘッドコーチ。
・U-15スペイン代表のアシスタントコーチも兼任するコーチ。
http://www.basketballtutor.com/news/6589#.WNu1EzuLQ2x

※本写真で投稿している写真は鈴木代表スピーチ中の写真ですが、””Thank you for your contribution to the mission of our company”の言葉通り、各指導員の方が前に出て表彰されていたり、指導員の方による議事進行なども多数ありました。撮影写真の都合、本写真を利用しています・

(レポート:GSL編集部/株式会社アップセット 片岡秀一)

『バスケットボールの家庭教師』株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティー

3/18(土)『バスケットボールの家庭教師』で知られる株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティーがシネマイクスピアリ(千葉県浦安市舞浜)に参加。

 

◇同社の理念、掲げているミッション
・「より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する」
・「チームスポーツだからこそできることで教育に貢献する」
・「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」

 

 

鈴木代表の著書『バスケットボールの教科書<1>~<4>』では、「理念を体現するには、それに相応しい仕組み(評価のシステム、環境創りなど)」とある。参加者として、そこに注目して参加した。

 

◇プログラム

 

①年間功労者発表

 

社内での評価制度。優れた指導員の表彰。理念と連動した表彰項目が非常に面白かった。表彰制度で指導員同士の競争を煽る」というよりかは、讃える感じ。それは、各表彰の発表方法からも感じれたし、受賞者に対して、指導員同士で温かな拍手や、声援でも感じれた。
表彰プログラムのロゴには”Thank you for your contribution to the mission of our company”
(会社の理念の体現に貢献してくれてありがとう!)みたいな言葉もあるので、妙に納得。そもそも、表彰の仕組みも指導員同士の投票だったり、選考側の指名だったりで使い分けていた印象。詳しくは割愛。

 

②卒業コーチのスピーチやセレモニー


出身地に戻って教員をするなり、別の活動へとステージを移す方の表彰制度。謝辞、決意、先輩、後輩の温かな交流が見られた。ここでは、「指導員の育成制度」の仕組みを感じれた。詳しくは割愛。

 

③代表の鈴木良和氏のスピーチ。

 

「これまで」と「これから」。「これから」の比較としたディズニーランド。そして、「これからを実現していく為の、歩みの進め方(理念の体現)」で、鈴木さんらしい、着実な視点。ビジョナリーカンパニー「規律の文化」などに関連。

 

「これまで」の成果や成長の中には、鈴木良和さん以外の指導員による書籍の発刊・監修、千葉、東京、埼玉などでの「定期指導者勉強会」(指導者向けの講演会、勉強会)などが進んでいる事も紹介された。「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」。力強い。「世界で最もビジョナリーなコーチチーム」。非常に痺れる言葉だ。

 

他にも参考になる事ばかり。だが、詳しくは割愛。

株式会社ERUTLUC様の今後の活動に注目しつつ、自分も勉強していきたい。

株式会社ERUTLUCさんの海外事業プロジェクト部門では、2006年世界選手権 スペイン代表コーチのインタビュー記事など、どれも面白いので、(なんか偉そうですが、、)、まだ見ていない人がいたら、お勧めです。

あと、『ビジョナリーカンパニー』を読みたいのですが、毎度、難しくて断念。「バスケの教科書」シリーズを熟読して、新しい視点や具体例を沢山頂いたのですが、何かアドバイスがあれば教えて頂きたい次第。

※詳しくは割愛、という部分が多かったのは、後日、詳しくレポートする予定だからです。

<参考>
海外事業プロジェクト 各スペシャルページ

レポート全体
http://www.basketballtutor.com/overseas-project/

ペップ・エルナンデス氏について
・2006年世界選手権でスペイン代表を初の金メダルに導く
http://www.basketballtutor.com/news/…
http://www.basketballtutor.com/news/6585#.WNuzODuLQ2x

Dave氏
伝説の指導者ジョン・ウッデン氏から学んだこと
http://www.basketballtutor.com/news/5704#.WNuzVjuLQ2x

ジョン・ポール・ターナー
・U-13スペイン代表のヘッドコーチ。
・U-15スペイン代表のアシスタントコーチも兼任するコーチ。
http://www.basketballtutor.com/news/6589#.WNu1EzuLQ2x

Euro basketball Academy Coaching Clinic The Pace up game~How to make players run the floor~"

【次回は5/11(木)@大宮北 Euro basketball Academy Coaching Clinic 】

"The Pace up game~How to make players run the floor~"をテーマとして開催された今月のEuro basketball Academy Coaching Clinic。

 

「早く見えるチームは多いが、決して、早くはないよ」という少し過激なコメントで提示された本テーマに対し、実際の講義での問題提起やクリニックの構成は事務局の私にとっても非常に興味深かった。コピーとしては非常にキャッチーなのだが、過激にならず、必要以上の煽らないよう、案内文などには留意したつもり。

 

それに対する答えの1つは(答えはこうだ!イヤァオ!!!)、ペースを上げるべく、コーチが選手に指示を出す際、それの背景についての問題提起。ただ単に、攻防の切り替えを早くして走る事を要求したり、それが出来なければ叱責をする。ペースを上げる事の意義、ペースを上げた際の狙いどころが未整備なままで、やみくもに走らせることに終始しているケースもあるのではないか、という事。

 

その上で、個人の領域で必要とされるファンダメンタルスキルが紹介され、続いて、ディフェンスリバウンドからのファーストブレイクの基本的な構造が紹介された。個人スキルとしては、トランジションオフェンスの中でのVision(視野の広さ)、そしてDecision making(状況判断)の不足を指摘。フロアで実施されたドリルでは、ファンドリルの要素も織り交ぜながら、上記2項目を強調するドリルも紹介された。

 

ファーストブレイクでは、アウトレットパスに対する基本的な判断基準や、走るレーンの一例が紹介。そして、これこそが「やみくもにダッシュをするだけではダメ」と語る背景には、シュートセレクションなどの判断における非常にシンプルだが分かりやすい基準が提示された。詳しくは本投稿では割愛。

 

さて、そんな盛り沢山のクリニックを終え、次回のテーマはPreview World Cup U-19 Japan's opponents(Spain,Canada,Mali)""として、講義中心の構成。

 

2017年7月にエジプトはカイロで世界選手権を控えるう19日本代表男子チームの対戦国であるスペイン、カナダ、マリに焦点を当てた内容。世界のバスケットボールでのトレンドを紹介しつつ、上記3ヵ国のオフェンス・ディフェンスの基本コンセプトの紹介。

 

そして、ここは非常に面白い内容になるのではないかと思うのであるが、各国の選手構成や、選手の特徴と、チームの戦術コンセプトの関連性なども紐解き、コーチが戦術を選定、導き出す中での思考プロセスなどの一例などについても言及できれば、との事。

 

What(こういうバスケットをやっていて、日本のコーチも、こういうバスケを知るときっと指導現場での役に立つはずだ)という部分に対して、How・Why(どのように、なぜ、そういうバスケを志向するのか?)という領域までの話を構想している様子。

 

※当然の前提として、話せる内容、話せない内容があると思いますので、対戦国に焦点を当てた上で、クリニック用にアレンジした内容であると思われます。

 

月に一度、遠方からの参加者も非常に多い Euro basketball Academy Coaching Clinic を通じての発見や、学びの機会を最大化したい事務局としては、これは、本クリニックの情報発信領域の周辺にいる方々に、予習しやすい環境を用意しなければ、と不思議な使命感が働き、夜な夜な、上記3チームの映像リンクを確保することに成功。

 

日本がアジア予選でレバノンチャイニーズ・タイペイ、イランなどと激戦を制したように、欧州、アメリカ大陸、アフリカ大陸でも激戦が拡げられていた。2016年夏頃の大陸予選の映像を下記に列挙。

 

アンダーカテゴリーで選手の育成カリキュラムだけではなく、チームを率いた中でも実績が出て、評判・評価(・・と書くと、凄く偉そうですが。。。)いる中だからこそ、クリニックでの伝達内容に対する反論や、講義前の様々な仮説や、それの検証作業の1つとしてのクリニックの活用など、アクティブで攻撃的な思考を導き出す上で、スムーズな作業の一助になれば幸い。

 

「ロイブル氏は講習の中で、こうだって言ってるが、俺の考えは違う!何故ならば、ほにゃららで、ほにゃららだから」

「その分析は浅い。もっと、クリニックでは言えない部分を隠し持ってるんじゃないか?ちょっと講義後に聞いてみよう」

 

刺激溢れる講習会になって欲しいと事務局としては思っている次第。

 

<動画資料>

U19 カナダ対USA
https://www.youtube.com/watch?v=8-L_k5nIS2M
※カナダはアメリカ代表とも非常に競った試合をしており、大会で上位進出が予想されるチームの一つ。非常に強い。

 

U19スペイン代表 欧州予選での映像リンク
https://www.youtube.com/results…
※言わずと知れた世界の強豪国。この世代のスペインの選手は既にプロチームでプレーしており、20代後半~30歳前半などの主力選手と共に非常に高い強度でプレーしているのが特徴。日本の選手は、厳しい環境の中で日々を送っている選手と対峙する必要がある!

U19マリ代表
https://www.youtube.com/results…
※すいません!分かりません。アフリカの強豪であるアンゴラも出場予定。2006年に日本代表も対戦してますよね??

 

<参考>

Euro basketball Academy Coaching Clinic
5/11(木)19:15~@大宮北高校

Preview World Cup U-19
Japan's opponents(Spain,Canada,Mali)
・International trends
・Different concepts(offence&defence)

U-19ワールドカップでの対戦国について
最近のバスケットボールのトレンドを踏まえながら、スペイン、カナダ、マリ、それぞれのチームの戦い方のコンセプトについて

講師:ロイブルさん

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トピックスについて

◇次回のテーマは、U19世界選手権での対戦チームのプレビューという事で、何処の部分にフォーカスしてのクリニックになりますか??

各チームの基本的な戦術コンセプトの中から、コーチの方が知っておくと有益であると思う部分を紹介する予定。また、各チームの構成選手の特徴と絡め、「なぜ、その戦術を採用しているか」という部分まで話を出来ればと思っています。コーチが、オフェンス、ディフェンスの戦術を考え、基本コンセプトを考えるプロセスの参考になれば。次回は講義中心のクリニックとなります。

※U19世界選手権を控えておりますので、お伝えできる部分、出来ない部分があるのではないかと思われます。あらかじめ、ご了承ください。

5/11 Euro BBA詳細・概要
https://www.facebook.com/events/1375130422507034/

追伸
Euro basketball Academy Coaching Clinic の公認ポロシャツ、第一弾発注者用のウェアが完成しました。お手元に届くのをお楽しみに!第2回も受付予定です。

 

 

 

LEGRO と LIGHTzがサッカーの未来を拓く 分析 AI【FINED(ファインド) 】

人工知能を活用した新次元プレーヤーの育成
LEGRO と LIGHTzがサッカーの未来を拓く 分析 AI【FINED(ファインド) 】の共同開発を開始

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経済産業省スポーツ庁のデータによると、日本のスポーツビジネス市場規模は、現状の5.5兆円から2025年には15兆円規模にまで拡大することが見込まれているようです。そんな中、スポーツの業界(UPSET)で働かせて頂いていると、パワフルで魅力のある方々にお会いする機会に恵まれます。

 

冒頭に記載をした分析AI【FINED(ファインド) 】の共同開発を進める株式会社 LEGROの代表取締役である相原大介さんも、その中の一人。

 

株式会社 LEGROは、サッカーのジュニアスクール運営、指導者支援、海外へのフットボール留学支援を事業としている会社。

 

以前、相原さんには現在の事業、事業を通じて実現を目指している事を伺った。特に、サッカーの指導法に関する哲学では、競技の特性や本質を考え抜かれており、多角的な視点、洞察力に圧倒されるばかり。サッカーという混沌とした競技の中、選手が適切な判断を出来るような様々な視点や考え方を伝授されているお話を伺った。今回、冒頭に記載をした【FINED(ファインド) 】という分析AIにも、そのエッセンスを活用していくらしい。(恐れ多くも、私も、様々な方に教わって、自分も納得できたバスケットボール勘や、悪戦苦闘する中で自分の中で感じている競技の特性をお伝えしたりもした)

 

株式会社LIGHTzは、AIによる熟達者ノウハウの技能継承 サービスを提供する事業をしており、バレーボールなどの分析ソフト開発などで大きな実績がある会社様らしい。

 

本件は、サッカーの分析AIに関するプレスリリースであるが、バレーボール、サッカーと続き、バスケットボールや、他のスポーツなどへの展開も視野に入れている様子。なので、もし、バスケットボールの分析畑の人や、科学的なデータの活用や、AIとバスケットボールの領域への活動に興味のある人には、是非、共同開発の全体像が分かる、非常に読み応えのあるプレスリリースのPDFファイルを読んで頂きたい。

 

本件で興味のある方には、プレスリリースの内容や詳細をお伝えできるので、ご一報下さい。
※情報量が非常に多く、SNSには向かない/自分では表現しきれないので、サラッと記載。

 

追伸


株式会社LEGROさんが掲げる「LEGROが大切にしている考え方や価値観」、最上段にある価値観の表現が非常にわかりやすくて好き。https://www.legro.co.jp/

 

① “目標となる未来”から今を考えます

現在の延長線上にある(笑顔と成長機会が多いとは言えない)未来を認識した上で、それとは異なる、持続可能で目標となる未来の姿を想定し、その実現のために今やるべきことを考え実行します。

 

この、「現在の延長線上にある(笑顔と成長機会が多いとは言えない)」という部分のきめ細かな言語表現が大変印象に残る。相原さんに言葉のチョイスの理由を伺った事もある。それに対しても非常に論理的に回答を頂いた。未来から逆算して今を考える思考をする際も、現在の延長戦上にある未来との対比だと、よりリアルになるし鮮明だ。笑顔と成長機会が多いとは言えない、という括弧書きも分かりやすかった。

※相原さんだけの写真が無かったので、自分も映ってる写真で代用。パターンランゲッジという考えで、コーチングの初心者の方が陥りやすいアレコレを編集した独自の冊子を制作されている。

Number925号 アドラー心理学

最新号のNumber925号にはバスケット関係記事が多い。


1つは、お馴染みの宮地陽子さんNBAコラム。数十年ぶりにサウスイーストディビジョンで優勝をしたワシントンウィザーズについて。2つ目は、ゴンザカ大学で奮闘する八村塁選手、1年目の総括や、ゴンザカ大学の心温まるエピソード。そして3つ目は「10代と向き合うために大人が出来る事」というテーマで女子の萩原美樹子さん、ERUTLUC鈴木良和さん。


本号は「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」で広く知られるようになったアドラー心理学をテーマとしている。書籍共著の著者である岸見一郎と古賀史健氏も記事や対談記事で登場。


アスリート、スポーツコーチとアドラー心理学の親和性に着目し、各スポーツ選手のエピソードを織り交ぜながら解説を中心に記事が続く。卓越した成果を出しているアスリートの価値観や言動を、『目的論』・『課題の分離』・『共同体感覚』・『競争からの解放』・『横の関係』というキーワードを軸に解説している。


荻原、鈴木両氏が登場する「10代と向き合うために大人が出来る事」内での記事では、アドラー心理学の中でスポーツコーチングに有効な考え方などを踏まえた上で、鈴木さん、荻原さんの指導哲学が紹介されている。バスケットの教科書シリーズでも登場したルーマンの教育人間論も。スポーツの指導者は選手の人事権を握っている状況に着目し、体罰が発生してきた日本のスポーツ界の文脈も分析。その上で、ご自身が目指す指導者像が語られる。詳しくはNumber誌で。


話題になった書籍という事で「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」もそれなりには読んでみた。スポーツのエピソードと絡むと分かりやすいことも多く、その時には気が付かなかった発見も多く、スポーツを通じて知識が少し増えたような感じがするので有難い。


追伸
アスリートと読書の項目では100年に一人の逸材、棚橋氏もも登場。『シンプルに考える』(森川亮さん著)も紹介されてました。


そして、毎度ながら、柴山幹郎さんのスポーツ映画コラム『映画はスポーツが好き』は面白い。今回はティン・カップ。大好きな映画「俺たちダンクシューター」が紹介された時は涙が出るほど嬉しかった。

 

 

 

トム・ホーバスHC(女子代表)新体制

 

トム・ホーバス氏をHCとし、新体制の女子日本代表チームの記者会見が行われました。チームスローガンには「Relentless」も!

Relentless(リレントレス)といえば、GSLです!?!?
マイケル・ジョーダンのトレーナーとして活躍されたティム・グローバー氏も書籍の中で使用していた単語となります。

 

GSL内のRelentless(リレントレス)記事の一覧をご紹介します。

http://goldstandardlabo.com/…/%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%…/

【通算得点歴代3位】コービー・ブライアントは何故偉大になれたのか?
http://goldstandardlabo.com/bl…/2014/…/15/kobe-bryant-great/

新年度の決意を後押しする「伝説のトレーナー」ティム・グローバーの言葉
http://goldstandardlabo.com/blog/2014/04/14/decide/

ティム・グローバーが語る、成功者が持つ13のメンタリティ
http://goldstandardlabo.com/blog/2014/03/19/relentless/

『リレントレス 結果を出す人の13の法則
ティム グローバー (著), シャリ レサー ウェンク (著), 栗野 譲 (翻訳)』


※島根でプレーする、あの栗野選手による翻訳本です!!

 

<参考>


■トム・ホーバス ヘッドコーチ
「チームスローガン」
Out work, Out think, Out play; Play as One; Relentless

 

・Out work(鍛え)日本のバスケット常識では当たり前にできていることであり、世界よりも秀でている点
・Out think(考え)考えるバスケットが必要
・Out play(戦い抜く)試合中に緊張したり、考えすぎて足が動かなかったりせず、とにかくチームプレイに徹することが大事
・Play as One(チーム一丸)バラバラになってしまったら間違いなく負ける。日本が世界で勝つためにもチーム一丸となって戦わなければならない
・Relentless(不屈)絶対に負けないためにも、オフェンスもディフェンスもトランジションも40分間止まらない

 

 

『玉座を狙う男』スコッティ・ピッペン、『玉座に座った王』マイケル・ジョーダン

【『玉座を狙う男』スコッティ・ピッペン、『玉座に座った王』マイケル・ジョーダン

 

以前に投稿した通り、GSL編集部の佐良土が翻訳を務めた書籍『』が販売中です。また、同じくGSL編集部の片岡(株式会社アップセット所属)の書評がNBA.comに掲載中です。

 

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[書評]『マイケル・ジョーダン ~父さん。僕の人生をどう思う?~』――読者の闘争本能を焚き付ける刺激に満ちた一冊(片岡秀一)
http://www.nba.co.jp/…/book-revi…/1bbniftigyjg31imj7v8i1nowg

 

ここでは、NBA.com内には文字数の関係で紹介できなかった印象的なエピソードを紹介します。シカゴ・ブルズのHCとなったフィル・ジャクソンの最初のトレーニングキャンプでの出来事であり、アシスタント・コーチのバックの証言を基にしています。

 

 

私の考える本書籍の魅力は、マイケル・ジョーダンを取り巻く豊富なエピソードや関係者の悪戦苦闘や工夫を垣間見れる部分です。これは本当に一例で、非常に730ページの中に様々な逸話が詰まってます!!

 

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マイケル・ジョーダン ~父さん。僕の人生をどう思う?~』より。CAPTER22(P.390周辺)「トランジション」よりエピソードの抜き出し。ジョニー・バックのコメントは原文のまま。

 

 

◇私はいつもスコッティを『玉座を狙う男がいる』と言い、マイケルを『玉座に座った王』と言っていた。

 

シカゴ・ブルズのヘッドコーチに就任したフィル・ジャクソン。最初のトレーニングキャンプでは何よりもディフェンスを重視したプログラムを組んだ。それは、ニューヨーク・ニックス時代の自身のプレースタイルにも起因する。コートの端から端まで走り続ける選手だった。

 

「フィルの最初のトレーニングキャンプは一番きつかった。練習はディフェンス志向で、何をしてもまずディフェンス側からスタートして、オフェンス側に動いていくんだ。フィルは基本的に僕たちをプレッシャー型のチームにしようとしていたんだ。ディフェンシブなチーム。それがフィルの知る勝利への道だったんだ」とはジョン・パクソンの言葉。

 

フィル・ジャクソンは、ブルズでフルコートのプレッシャーディフェンスをしようとしていたと本人も語っている。その中で、競り合いによる集中力が必要だった。その中で着目したのがジョーダンとピッペンの関係。ピッペンは入団当初からジョーダンと競わされていたが、フィル・ジャクソンは、その優先度を高めた。

 

アシスタント・コーチのジョニー・バックの証言を引用。

 

「フィルがコーチを引き継いだことで、マイケルとスコッティ、それから正しい選手が正しく混じりあっているように感じた。厳しい競争だった。マイケルは毎日スコッティの前に立ちはだかった。フィルはスコッティをベストチームに、マイケルをレギュラーではないチームに入れて戦わせることを何度もやったんだ。熾烈な戦いだった。フィルは、あからさまではなく、静かに実行しようとしていた。大抵で10本選手のゲームで、負けるとダッシュなどのちょっとした罰ゲームがあった。マイケルが1ゲームでも落とそうとものなら、彼は「もう一回やろう」と言うだろう。それで我々は10本選手のゲームをもう1回やる事になる。多分それは、完全にフィルの思惑通りだったんだろう。だけど、彼はいつもこんな風に答えるんだ。「そうだな、、どうだろうか。やれるかどうかわからないが・・・・よし、そうだな。やりたいっていうならいいだろう」とね。」

 

 

続いて、2004年に行われた別のインタビューでのバックによる当時の述懐。

 

「ああやって競わせる戦力は見事だったよ。私はいつもスコッティを『玉座を狙う男がいる』と言い、マイケルを『玉座に座った王』と言っていた。スコッティは、ああいう風に万で良かったと思うよ。来る日も来る日も激しくプレーしていたんだ。フロアのトップでのプレー、ボールを運ぶプレー、長く伸ばした腕を使って相手をディフェンスで苦しめる事。スコッティはマイケルと同じような、どこか喜びに満ちたような表情をしていたよ。競争を楽しんでいたんだ」

 

ピッペンは凄く成長した。毎日マイケルとプレーしなければならなくなったんだ。誰にとっても頭が痛い話だ。練習は当時凄い緊張感だったよ」

 

マイケル・ジョーダン 父さん。僕の人生をどう思う?』
http://www.toho-pub.net/product_info.php?products_id=809

 

<参考>
シカゴ・ブルズを支えた名コーチ ジョニー・バックさんについての宮地陽子さんの追悼記事。

http://www.nba.co.jp/…/yoko-miyaj…/cmmrm2o19zl51nb3gha01ekvt

 

(記事投稿者:株式会社アップセット/GSL編集部 片岡秀一)