片岡タイムズ

片岡タイムズ

GSL編集部、UPSETでの活動記録

B.DREAMプロジェクト 千葉ジェッツ 石井講祐選手が登壇

 

先週末、第2回目となるB.DREAMプロジェクトが開催された。平たく言うと、B.LEAGUEのオープントライアウトであるが、プロを目指す若い選手向けに、プロコーチの実技クリニック、プロ選手の講和なども組み込まれているのも特徴だ。

 

広島、仙台、東京と3会場で開催された第2回B.DREAMプロジェクト。東京会場では千葉ジェッツの石井講祐選手が登壇。 B,LEGUE公式でも全45分ほどの講義動画が公開されている。 https://www.facebook.com/B.LEAGUEOFFICIAL/videos/1726015007411867/ 詳細が気になる方は上記動画をチェックして頂くとして、ここでは、簡易版として講義メモを投稿する。

 

石井選手自身も「皆さんも聞いたことがあったり、本で読んだことがある考え方かもしれませんが・・」と前置きした上で自身の大切にしている価値観を話すが、実体験を交えて紹介されるエピソードは非常に味わい深く、石井選手の覚悟、勤勉さ、激しく燃えるような熱い情熱を強く感じる内容であった。(まさに、本プロジェクトの事務局を務める塚本氏が語る”Industriousness”とEnthusiasm,”を体現する人物だ!!!とGSL事務局は強く感じた) ここでは、メモ書き程度に、全体の4割ほどを記す。 (繰り返しになりますが、詳細が気になる方は上記動画を進めます)

 

◇主な項目

・学生時代の経験談

・社会人時代の取り組み、姿勢

・プロ転向を決意。NBL合同トライアウト

・練習生契約で千葉ジェッツと契約

・プロ契約

・プロの舞台で活躍し、日本代表の重点強化指定選手に選出されるまでの取り組み

・質疑応答など

 

◇ご自身の経験から。プロを目指す若い選手へ伝えたい3つの考え方

 

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①人や環境のせいにしない

②細かなことを積む重ねる事でしか結果は出ない

③苦しいときこそ、人は姿勢を問われる

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①人や環境のせいにしない(コントロール不可能なこと、ッ環境を言い訳に、出来ない理由を正当化していないか?)

 

千葉ジェッツの練習生時代、スクールは週に5回。肉体的にも疲労が残る。出来ない理由を探せば、見つけ放題。全ては自分の気持ち次第。プロ契約を勝ち取って、チームで活躍するという目標があった。練習生契約という評価をされていることは、自分ではコントロール出来ない。コントロール出来る事に集中した。出来ない理由をコントロールできない項目に押し付け、正当化してしまうケースは多いのではないでしょうか? どのような状況でも、自分の考え方はコントロールできる。その時の立場、状況で最大限の努力をし、最大限のモガキをした。自分の出来る事に、自分の最大限のエネルギーを注いだ。

 

②細かなことを積む重ねる事でしか結果は出ない(強い確信、そして自分自身の行動を振り返る工夫。心を整える習慣の紹介)

 

日々の積み重ねが、いつか大きなチャンスをもたらしてくれると信じている。小さなことの積み重ねでしか、大きなことは出来ない。バスケットのチーム練習は2時間~4時間程度。それ以外の時間の過ごし方・使い方も成長するために非常に重要になる。その為には、常に前向きにポジティブな態度で、成長の為のアンテナを張っておくことが重要。 自分がずっと取り組んでいるのはバスケットボールノート。その日の自分の感情をコントロールする為に取り組みをスタートした。、「出来た事を5個、出来なかった事や、失敗から学べる事」を描き出して、自分自身の振り返る時間を取るようにしています。単純に、時間通りに起きれた、とか、そういう事でも、何でもです。 そうする事で、目に見えて効果が出てきた。時間の使い方、会う人、食事に行く人も変わったし、ゲーム中に落ち着けるようになった。

 

③苦しいときこそ、人は姿勢を問われる(困難に立ち向かう精神)

自分も苦しい時期をたくさん経験したと思っているが、自分の谷なんかよりも、もっと深い谷を経験した人は沢山いる。谷を経験したとき、そこでどれだけ努力できるか、モガけるかで、次に登れる山の高さが変わると信じている。苦しいときの行動次第で変わってくる。 練習生の時は、公式戦に出れないのは勿論、チーム内のスクリメージにも参加できない。ただし、ゲームに出れないのを他人のせいにするのではなく、自分の中で最大限の努力をしてモガく。例えば、コーチに時間を頂けないかと話をする。スクリメージに出るには何が必要か、プロ契約の選手と比べて、何が足りないのか、フィードバックを貰う。フィジカル強度が足りないと聞けば、トレーナーに相談をしてメニューを作ってもらう。スクールの2時間も、子供たちに教えながら、自分でも色々とバスケットのことを再確認、勉強する事が出来る。そういう行動の一つ一つがプロ契約への昇格に繋がったと思う。

 

(文:GSL編集部 片岡秀一)

6/30(金)スペシャル版 Euro Basketball Academy monthly Coaching Clinic

Euro BBAスペシャル版
6/30(金)18:30-21:00
講師:ジョン・パトリックさん
テーマ:Building a full-court pressure 
フルコートでのディフェンスプレッシャー構築方法
 

 

 

スペシャル版 Euro Basketball Academy monthly Coaching Clinic


<日時・場所>
6/30(金) 18:30-21:00
大宮北高校体育館にて
※いつもと開始時間が異なりますのでご注意下さい!途中参加も可能です。


<テーマ・講師>
Building a full-court pressure 
フルコートでのディフェンスプレッシャー構築方法
講師:ジョン・パトリックさん 


<参加費>
参加費:1500円 
※当日、受付時にお預かりします。恐れ入りますが、お釣りの無いよう、ご協力お願い致します。途中参加の場合は、クリニック後にお預かりします。
講師についての関連情報(清書版を制作中)


現在、ドイツBEKO BBL MHP Riesen Ludwigsburにてヘッドコーチを務めています。

https://en.wikipedia.org/wiki/John_Patrick_(basketball)

 

<参加の際の注意事項>


・事前申し込みは不要です。
・18:10頃より事務局は現地におります。
・途中参加可能です。また、講義中は人員の都合で受付不在です。お金の支払いは事後で構いませんので、資料を手に取ってご入場ください。


<確認中の項目>
写真、動画の撮影については確認中となります。下記、通常のEuro BBAでのガイドラインを改めてご確認ください。
・動画、写真の撮影は可能ですが、動画についてSNSなどへの公開(youtubeの限定リンク含む)を禁止とします。


・Euro BBA monthly coaching - clinics in Japanに参加された感想や、デモンストレーターの高校生が写っていない写真などをSNSに投稿するのは歓迎です!是非、良いと思われたら、友人・知人に勧めてください!


※学習効率?を高め、現場でのご指導に生かしていただくべく、動画での撮影の許可を頂いています。不特定多数の方の目に触れる媒体への投稿はデモンストレーターの高校生にとっても、様々なトラブルに繋がる可能性もある為、絶対にお控えください。違反行為が発見された際は、動画撮影を禁止とします。


・遠方からの来場者の方は、学校敷地内の駐車場が空いているときに限り、駐車可能です。スペースが無い場合は、近隣の有料パーキングをご利用ください。

 


<運営>
Euro BBA事務局
http://goldstandardlabo.com/euro-bba-japan/


ゴールドスタンダード・ラボ
http://goldstandardlabo.com/


運営協力
株式会社アップセット
http://www.upset-emg.com/


<問い合わせ先>
GSL編集部 片岡
07050249827
kataoka.upset@gmail.com
※いつでもお電話どうぞ!

 

National Pride U-19チェコ代表と対戦

最終メンバー決定のU-19男子代表チーム。6/4(日)13:20~@沖縄市体育館にて、U19チェコ代表と親善マッチ。観戦料無料、一般公開。http://www.japanbasketball.jp/japan/36397


エジプトで開催されるU-19ワールドカップを控えたU-19日本代表チーム。今週末は沖縄市体育館にてU-19チェコ代表と親善試合を実施。一般ファンにも無料開放されるらしい。
U-19代表チームのHCはトーステン・ロイブル氏、テクニカルスタッフで沖縄出身の末広朋也さん、ACには大宮北高校の佐藤先生。もしかしたら沖縄で国際親善試合が開催される事を知らない沖縄在住の方もいるかもしれないので、何となく投稿。まさに「時は来た!」的な注目カードだ。


Euro BBAの中でも、ロイブルコーチからはナショナルチームに関して印象的なコメントを何個か聞いた。下記に記してみる。


◇日本でのコーチ活動。10年以上の活動の中での想い。


「日本でコーチの活動をするようになって15年近くになります。その間、多くの熱意あるコーチの方との素晴らしい出会いがありました。平日の夜、2時間のクリニックに、非常に大勢の方に、遠くから参加してくれる。驚くと共に嬉しい限りです。その熱意に私自身もポジティブなエネルギーを頂いています。 私が、熱意を持って、全力で日本での仕事を取り組もう思う、そういう気持ちに駆り立ててくれる大きな理由は、皆様の存在です。熱 意のあるコーチで溢れる日本のバスケットの将来は明るい。これからも頑張りましょう!」


◇U-19を控えたクリニックで、対戦国のスペイン、マリ、カナダの基礎コンセプト説明を題材に選んだ理由について


「日本代表は、皆のチームであるべき。それが私の考えです。皆さん、一人ひとりのチーム。なので、U-19ワールドカップに挑む日本代表チームの対戦各国の基礎的な特徴や、オフェンスやディフェンスのコンセプトを知った上で、是非、U-19代表チームの戦い方をWEB配信で見て欲しい。そして、応援もしてほしいし、コーチ同士でディスカッションもして欲しい。その為に、今日の講習が有益であれば嬉しい」
※勿論、対戦を控えている中なので、具体的な戦術などは話せない事もある。そこは了承頂きたい、、と続く。


◇2017年を迎える際に、Euro BBA関係者へのメッセージ


”Imagination is more important than knowledge …
Logic will get you from A to Z, imagination will get you everywhere.“
Albert Einstein
The new year 2017 is like a blank book, and the pen is in our hands.
It is a chance to write a beautiful story. New tasks, new dreams, new hopes.
Wishing you a great and happy new year!
Torsten Loibl & Family


◇U-18アジア選手権終了後のEuro BBAで


選手を選考する際に重視したのは、「意思や意欲」。そして、National Pride,国を代表して戦おうとする誇りを持っているかどうか。

 

 

 

6/4(日)13:20~@沖縄市体育館にてU19チェコ代表

エジプトで開催されるU-19ワールドカップに数十年ぶりに出場する男子代表チーム。既報の通り、今週末、6/4(日)13:20~@沖縄市体育館にてU19チェコ代表と親善マッチが予定されている。一般公開されており観戦料は無料。バスケ愛好家、沖縄在住、ナショナルチームの活動に興味・関心がある人で、この情報を知らなかったがゆえに観戦機会を逃す人がいると勿体ない。ので、何度も投稿。


http://www.japanbasketball.jp/japan/36397

 

Euro Basketball Academy Coaching Clinicでは、先月上旬、ロイブルコーチと共に、同代表チームのテクニカルスタッフを務める末広朋也さんをゲスト講師として招き、対戦各国の基本的なコンセプトや注目ポイントを紹介して頂いた。先ほど、夜なべ&早起きして書いた拙レポート記事をGSL内に投稿。(長くなってしまった。。)


鋭い分析や着眼点は勿論だが、印象に残ったのはHCとテクニカルスタッフ、共に世界との戦いを控えるスタッフ同士の信頼関係。


冒頭、ロイブル氏は「本日は、私が非常に強い信頼を置く、とても熱意のある素晴らしいコーチに来て頂いた。末広さんは、私が出会ってきた中でも、最も優秀なコーチングスタッフの中の一人。対戦相手の分析だけではなく、選手一人一人に対しても映像クリップを制作してくれ、チームが進化するのを力強くサポートしてくれる存在」と紹介しつつ、続けて「先ほども、クリニックの打ち合わせをしている際に、意見の相違から議論になったばかり。ここの傷は、議論が白熱しすぎて末広さんに殴られた跡です」と、得意のジャーマンジョークで語る。
※私は打ち合わせを近くから見ていたが、勿論、そんな場面は無かった。


思わぬ無茶振りを受けた末広氏。「先ほど、コーチはああいう風に言っていましたが、勿論、殴り合いの喧嘩なんかしていません。お茶目な方なんです(笑)」と返す。通訳を務める伊豆倉先生の英語訳を聞いてか、ロイブル氏もニヤニヤ。この絶妙な空気感が非常に良い。


かつて、NBAプレーオフクラッチシュートを決め続けていたロバート・オーリーに対し、スパーズのダンカンが「オーリーは、レギュラーシーズンはほとんど仕事をしないけど、プレーオフの大事な大事な場面で決定的な仕事をしてくれるんだ。本当に凄い奴だよ(笑)。さぁ、次はオーリーの会見です」(オーリーが、ダンカンの目の前に立って、その様子をニヤニヤと見ている)の会見を見た事がある。そんな場面を思い出した。


クリニック終了後、「テクニカルスタッフ」という役職を行う中で、末広さんが意識してる理念や哲学を聞いた。その返答も印象的。


「スカウティング(=他国の分析)のみが、この役職の仕事と思われがちだが、HCのフィロソフィーの理解度を上げる部分、つまり自チームの向上の部分でも手助けできると感じています。大会前は特に後者に力を入れていて、コーチが意図するバスケット、考えているバスケットを選手全員が100%理解してもらえるようにサポートをすることに時間を使っています。」

 

そんな末広さんは、沖縄県宮古島出身。故郷である宮古島、沖縄に対する想いも以前に伺った事もある(報道記事やインタビュー記事でも語っている)。長谷川健志さんと共に宮古島でクリニックをされていた事もあるようだ。今回、沖縄市で無料開放されるチェコ代表との国際親善試合では、ワールドカップを見据え、アジア予選からさらに進化したU-19男子代表チームの戦いが見られるはず。選手の特徴、対戦相手に勝つために必要な水準、コーチの要求、選手の理解、それをサポートする末広さんや、他のコーチのサポート。色々な力が重なって、きっと面白いバスケットが展開されるはずだ。


「熱意のある日本のコーチとの出会いや関係性が、私の原動力」と真っすぐに語るロイブル氏。「コーチの考えるバスケットを選手が100%理解できるように様々なアプローチで丁寧にサポートし、宮古島や沖縄の競技力アップに強い思いを持つ末広さん。私は現地に伺えないが、今回の親善試合も、様々な思いが交錯する試合になるはず。非常にワクワクする。


拙GSLの記事リンクはこちらより。
https://www.facebook.com/GoldStandardLab/posts/1520495407973939

 

 

 

Euro Basketball Academy 2017年5月レポート。U-19男子代表チーム

【Euro Basketball Academy 2017年5月レポート。U-19男子代表チームの国際親善試合(一般無料開放@沖縄市 6/4(日)のご案内】

 

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5月開催のEuro basketball Academy Coaching Clinicは座学中心の講習。今回のテーマはPreview World Cup U-19。トーステン・ロイブル氏がHCを務め、7月にU-19ワールドカップを控えるU-19日本代表チームの対戦国であるスペイン、マリ、カナダ代表チームのオフェンス、ディフェンスの基本的なコンセプトや、国際ゲームの中での最近の潮流から、日本のコーチが知っておくべき戦術が紹介された。

 

◇テクニカルスタッフの末広朋也氏が登壇


今回、筆者の知る限りでは初となる外部ゲストが登壇。U-19代表チームでテクニカルスタッフを務める末広朋也氏だ。沖縄県宮古島出身、東海大学を経て日本協会入りをした末広氏は日本のバスケットボール界におけるテクニカルスタッフの第一人者の一人と言えるだろう。長谷川健志HCと共にでアジア選手権リオ五輪世界最終予選(OQT)を戦うと同時に、昨夏、U-18アジア選手権でも同じくテクニカルスタッフとして代表チームを支える存在だ。


冒頭、ロイブル氏が「本日は、私が非常に強い信頼を置く、とても熱意のある素晴らしいコーチに来て頂いた。末広さんは、私が出会ってきた中でも、最も優秀なコーチングスタッフの中の一人。対戦相手の分析だけではなく、選手一人一人に対しても映像クリップを制作してくれ、チームが進化するのを力強くサポートしてくれる存在」と称賛。続けて「先ほども、クリニックの打ち合わせをしている際に、意見の相違から議論になったばかり。ここの傷は、議論が白熱しすぎて末広さんに殴られた跡です」と語る(筆者は打ち合わせを近くから見ていたが、勿論、ロイブル氏のジョーク(ジャーマンジョーク)である)。


思わぬ無茶振りを受けて自己紹介の場を迎えた末広氏も「先ほど、コーチはああいう風に言っていましたが、勿論、殴り合いの喧嘩なんかしていません(笑)。お茶目な方なんです(笑)」と語ると、会場は笑いに包まれた。昨夏のU-18代表チームでは、約30年ぶりにアジア選手権を勝ち抜き、今夏、U-19ワールドカップを控えるチームのHCと、テクニカルスタッフという両者。同じ志や目標を持って世界と戦うコーチングスタッフ同士の、ユーモアを交えたコミュニケーションには、プロコーチ同士がお互いに尊重しあう美しさを感じるとともに、頼もしさを感じた参加者も多かったのではないか。

 

 

◇「日本代表は、皆のチームであるべき。皆様、一人一人のチーム。基本的なコンセプトを知って頂きたい」

 

さて、本題に移る。


まず、ロイブル氏は、U-19ワールドカップを控える日本代表チームの対戦チームの(基礎的な分析)を参加者に伝えようとした意図について「日本代表は、皆のチームであるべき。それが私の考えです」と述べ、「皆さん、一人ひとりのチーム。なので、ワールドカップに挑む日本代表チームの対戦各国の基礎的な特徴や、オフェンスやディフェンスのコンセプトを知った上で、是非、U-19代表チームの戦い方をWEB配信で見て欲しい。そして、応援もしてほしいし、コーチ同士でディスカッションもして欲しい。勿論。対戦を控えている中なので、具体的な戦術などは話せない事もある。そこは了承頂きたい。」と語る。「日本代表は、ここにいる、皆さま、一人一人のチーム」という言葉からは師の強い信念も感じた。

 

その前提の上で、スペイン、マリ、カナダの3ヵ国の基本的な特徴と、それを活かそうとするオフェンス、ディフェンスのコンセプトへの説明へと移る。末広氏が、各国の特徴や、様々なデータを紹介する中で、ロイブル氏が解説や補足を入れていく形で講義は進んでいく。


◇堅牢なディフェンス力を誇るスペイン代表。「日本の高校生と比べて、どうですか?」


スペインの項目では、まず、激戦の欧州予選を紹介(youtubeで昨年のU-18欧州選手権を見ることが出来る)。最終結果として、優勝はフランス、準優勝はリトアニア、ドイツ、フランス、そして5位でスペインとなったのであるが、非常に拮抗した実力差で、何処が優勝してもおかしくないハイレベルな戦いを紹介。その中で、スペインの特徴は強固な守備力だ。


「ディフェンスに非常に重きを置いたチーム作りをしている」という分析の中で、PnRに対しての、ショウ・ディフェンスや、それに対して連動するヘルプディフェンスの素晴らしい連携、その他のバリエーションや、戦略的な判断などを動画を交えて紹介。大型の選手が俊敏に動き、かつ、アウトサイドのドリブラーに対しても素早いフットワークで守る姿に対しては参加者の視線が集まった。


ロイブル氏は「これは1年前の動画。当時、彼らはU-18世代。日本でいうと高校生の世代です。IHやウィンターカップのディフェンスと比べると、どうでしょうか?」とスペインのディフェンスレベルの高さを強調。文字の並びだと分かりにくいかもしれないが、コーチ側のディフェンスの基準値や、目指すべきレベルの水準を高く持たせようとする意図が感じられた。


オフェンスに対し、常にプレッシャーディフェンスで圧力を与えるオンボールディフェンス、容易にパスを出させないウィングのディナイ、ピック&ロールのプレーに対してのハード・ショウ、連動するヘルプディフェンスなど、スペイン代表チームのディフェンスのすばらしさは筆者にも十分に伝わってきた。何よりも、個々の力や、連動性とともに強調されたのが献身的な守備への姿勢である。日本人の「勤勉さ」は、他の競技でも日本人の得意分野として紹介される精神性であるが、スペインチームの勤勉さや、卓越した献身性が印象に残った。勿論、大型の選手が俊敏に動ける背景にも、幼少期からのコーディネーショントレーニングや、各世代に合致した育成プログラムの存在を感じさせた。


ここでは、これ以上の詳細は割愛するが、U-19チームがスペイン代表チームとの対戦では、日本の攻撃に対しての、スペインの対応にも注目してみたい。


◇「ウィングの選手もポストアップをしてくる」マリ代表。


続いて、マリ代表チームの特徴である。アフリカのチームらしく、身体能力に長けた選手が多いことが紹介されると同時に、インサイドからウィングの選手まで、非常に多くの選手がローポストから勝負できるパワーとスキルを持っていることを映像と共に紹介。非常にシンプルであるが、効果的に得点を挙げるシーンが続いた。マリと対戦するU-19代表チームは、インサイドのみならずウィングの選手もインサイドを守る必要性に迫られる。また、オフェンスリバウンドへの非常に高い意識や、ヘルプディフェンスの特徴も紹介。クリニックの参加者は、マリ代表チームとの対戦を見る際の着眼点や注目点を得たはずである。


◇「対戦チームを見てください。アメリカ代表チームです」 大陸予選でアメリカ代表にも肉薄したカナダ代表。優勝候補の1つ。

 

最後に、予選グループの中で最も強敵と思われるカナダ代表である。アメリカ大陸決勝ではアメリカ合衆国代表チームを相手に一進一退の攻防を見せ、あわや、勝利を掴むかとも思われる素晴らしい試合を披露した。


対戦国の中で最も手ごわいチームである。カナダ代表チームの特徴は、4アウト1イン(インサイドが1名)の陣形から繰り出される多彩な攻撃オプション。オールラウンドに動ける長身選手が多く、かつ、3Pシュートも高確率で沈めてくる。日本にとっては非常に危険な相手である。カナダ代表チームの基本的な攻撃コンセプトを共有するための動画資料の中「皆さん、対戦チームを見てください。アメリカ代表ですよ」とロイブルコーチも注釈を入れる。アメリカ代表チームのディフェンスを苦にせず、高いスキル、身体能力と、非常に理路整然と整理されたバスケットスタイルが紹介された。


ここで、その特徴の詳細を伝える事は出来ないが、スペイン代表とともに、マリ、カナダ代表チームも昨年の大陸予選の映像がyoutubeFIBA公式チャンネルにて公開されている。ぜひ、U-19ワールドカップ前に、視聴することをお勧めしたい。

 

◇フロアでの実技クリニックで基礎的な動きを紹介


各チームの基本コンセプトや、欧州やアメリカで見られる基本戦術が紹介された後は、各国代表チームの象徴的なプレーについて、末広氏の指揮のもと、会場校である大宮北高校の選手をデモンストレーターとして開催された。参加コーチは、映像やコメントで伺ったプレーの実演を見るとともに、一つ一つ明瞭な言葉で優しく選手に語り掛けつつも、的確なタイミング、分かりやすい言葉で表現される末広氏のプレゼンテーション能力に感心するコーチも多かった。


先日、B1-B2入れ替え戦で、見事に勝利を飾ってB1への残留を決めた横浜ビー・コルセアーズの尺野将太コーチも、元々は女子代表チームのテクニカルスタッフを経て、アシスタントコーチ、そしてヘッドコーチへと活躍の場を移していった。様々なカテゴリーの、各国代表チームのバスケットボールに精通し、日本人選手の長所や短所についても、様々な分析や経験を蓄積されている末広氏。近い将来、コーチとして、活躍の場を移し、その雄姿をEuro BBA参加コーチに見せる人も来るのではないかという期待も持たせる素晴らしい指導であった。

 

終盤、ロイブルコーチからは「今日、紹介できたのは、本当に一部分であるが、末広コーチの分析力や、着眼点の素晴らしさを皆さんも分かってくれたと思う」と語り「ここまでの分析をするのに、どれだけの時間と情熱を費やしたか。もう一度、末広コーチに大きな拍手をお願いします」と締める。末広氏も、当日の感謝と共に、平日の夜に大勢のコーチが集まって熱心にバスケットボールを勉強するコミニティが存在している事への感激と、当日の御礼を述べつつ「何か、質問があれば、聴いてください」と締めくくる。


◇大学の学生コーチ、中学・高校の教員、ジュニアクラブチームのコーチとディスカッションをする場面も。


事実、講義の終了後、時間の許す限り、末広氏に質問をするコーチも多かった。余談ではあるが、会場校である大宮北高校を出ようとするタイミングでも、大学体育会の学生コーチ、ジュニアチームと中学校の外部コーチを務めるコーチ、三重県からEuro BBAに駆け付けている熱意のあるコーチなどで、当日の講義内容や、その他のトピックスについての質疑応答が絶えず、最後の最後まで、様々な意見交換と情報交換、考え方のプロセスなどを語り合う場面が見られた。


冒頭、ロイブル氏は「日本代表は皆さん、一人一人のチームであって欲しいし、そうあるべきだ」と語ったが、U-19ワールドカップを控える代表チームの話題を中心に語り合う場面からは、まさに、その理念を体現する光景であるように感じた。

 

◇ロイブル氏、末広氏、それぞれの理念や哲学


「選手一人ひとりの動画クリップなどを制作してくれる」とロイブル氏からも、丁寧で熱意のある仕事振りを紹介された末広氏。まだまだ聞きなれない「テクニカルスタッフ」という役割に対して、どのような認識や使命感を持っているのだろうか。講習会後、末広氏に伺った。


「スカウティング(=他国の分析)のみが、この役職の仕事と思われがちだが、HCのフィロソフィーの理解度を上げる部分、つまり自チームの向上の部分でも手助けできると感じています。大会前は特に後者に力を入れていて、コーチが意図するバスケット、考えているバスケットを選手全員が100%理解してもらえるようにサポートをすることに時間を使っています。」


また、ロイブル氏は、U-18アジア選手権を戦う前後でも、日本のコーチとの繋がりやきずなの強さを感じさせるコメントを残している。ここで、末尾に、何個か紹介したい。


・日本でのコーチ活動。10年以上の活動の中での想い


「日本でコーチの活動をするようになって15年近くになります。その間、多くの熱意あるコーチの方との素晴らしい出会いがありました。平日の夜、2時間のクリニックに、非常に大勢の方に、遠くから参加してくれる。驚くと共に嬉しい限りです。その熱意に私自身もポジティブなエネルギーを頂いています。 私が、熱意を持って、全力で日本での仕事を取り組もう思う、そういう気持ちに駆り立ててくれる大きな理由は、皆様の存在です。熱 意のあるコーチで溢れる日本のバスケットの将来は明るい。これからも頑張りましょう!」


・2017年を迎える際に、Euro BBA関係者へのメッセージ


”Imagination is more important than knowledge …
Logic will get you from A to Z, imagination will get you everywhere.“
Albert Einstein
The new year 2017 is like a blank book, and the pen is in our hands.
It is a chance to write a beautiful story. New tasks, new dreams, new hopes.
Wishing you a great and happy new year!
Torsten Loibl & Family


・U-18アジア選手権終了後のEuro BBAにて


選手を選考する際に重視したのは、「意思や意欲」。そして、National Pride,国を代表して戦おうとする誇りを持っているかどうか。


この日の講義に向け、忙しい中で最大限の準備をして下さったトーステン・ロイブル氏、末広朋也氏の熱意に敬意を表するとともに、この日の参加コーチと、U-19ナショナルチームとの心の距離が近くなり、より、U-19ワールドカップの試合観戦を通じ、より多くの発見や学びが誕生するだろうことを確信している。

 

★お知らせ★


6/4(日)13:20~@沖縄市体育館
U-19男子バスケットボール代表チームは、U19チェコ代表と親善マッチを行います。試合は一般公開され、観戦料無料です。ぜひ、お時間のある方は、沖縄市体育館へ!!
詳細はJBAの該当ページをご参照ください。
http://www.japanbasketball.jp/japan/36397

 

 

 

(GSL編集部 共同編集長 /株式会社アップセット /EURO BBA事務局 片岡秀一)

尺野将太コーチのクリニック(オフシーズン活動)

 

【GSLサポートプロジェクト 尺野将太コーチ】

 

横浜ビー・コルセアーズのHCをシーズン途中より就任に、B1-B2入れ替え戦を経て、見事にB1残留を成し遂げた尺野将太コーチ。

 

今オフシーズンを利用して、ご自身が学ばれた事、経験したことを、興味と意欲のあるコーチやチームの方にお伝えし、日本のバスケットボールの底上げに貢献したいというお気持ちをお持ちの様です。

 

尺野さん自身、駆け出しコーチ時代には中川 文一(当時女子日本代表HC)の練習見学や試合観戦を通じて、生きた情報として様々な事を学び、現在までの活動の礎になっているようです。

 

元々、尺野コーチとは、GSLも協力をしているプロ選手郷戸トレーニングキャンプ(Tamagawa Training Camp supported by UPSET)でもご協力頂いた縁もあり、GSL編集部にて、尺野コーチと、各地域のコーチとをお繋する事が出来ればと思います。

 

ご興味のある方は、お気軽に、下記フォームよりお問い合わせください!!!

 

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【尺野将太コーチによるクリニック(実技、座学講習会)について】

 

◇理念・目的

・オフシーズンを利用し、尺野氏が学んでいる事、大切にしている事を、関心のあるコーチ・選手の方へ伝達する機会を創出。意欲のあるコーチと、プロリーグで活躍するコーチ同士の縁を繋ぎ、日本バスケットボールの底上げを狙う。

尺野将太コーチのコメント

「情報が溢れる今の時代、YouTubeやDVDなどで世界中の指導やワークアウトの様子を見て勉強することができます。 しかし、本当に大切なことがそこに映っているのか、というと疑問が残ります。

自分が駆け出しのコーチだった頃、中川 文一(当時女子日本代表HC)さんの練習見学や試合観戦に同行させて頂いた事が あります。その時の学び、その他、日々現場で戦われているコーチの言葉にこそ、コーチングの重要な部分が隠されてい るのではないかと思う事があります。2016-17年シーズン、短い期間だが、HCを経験したからこそ、それらの意味を真の 意味で理解できたように思う事がいくつもありました。 オフシーズンの期間を利用して、自分が得たことを共有することで、指導者や選手の力になれたらと思います。 どうぞ、お気軽にお問い合わせください!」

 

◇対応可能な項目

 

・実技クリニック(事前に内容などをヒアリングの上)
・分析(情報分析、映像分析)についてのクリニック(指導者向け)
・その他(選手目線での「分析」の活用方法)など

※その他、質問、ご要望に応じて対応します。お気軽にお問い合わせください!!

尺野将太コーチのクリニック問い合わせフォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScIlLINI4rFteXX25eT-7r4iiOSgJHgjfwmNMxG3UiGCMJpTQ/viewform?usp=sf_link

 

<参考>

過去の講習会などの開催概要

「尺野将太 数値が明らかにする事実〜ゲーム分析のノウハウ」

JSAA OPEN SEMINAR「バスケットボールのITxデータの今と未来」から読み解くNBAの事例と日本の現状

Tamagawa Training Camp supported by UPSET 2016
尺野将太コーチ レポート
「自分の強みはテクニカルスタッフとして、数多くのゲームを見てきたことや、世界各国のバスケットボールに触れてきたこと。」
http://www.upset-emg.com/blog/2016/08/ttc-2016-supported-by-upset.php

 

 

 

「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティー

【エルトラックイヤーエンドパーティー】

 

 

3/18(土)『バスケットボールの家庭教師』で知られる株式会社ERUTLUCのイヤーエンドパーティーがシネマイクスピアリ(千葉県浦安市舞浜)で開催された。本イベントは、ERUTLUC指導員の年間功労賞発表と、卒業する指導員の送り出し、そして鈴木良和代表によるスピーチという構成。参加者には、同指導員、現在はプロバスケットボールチームなどで活躍する指導員の卒業生、指導を受けている選手の保護者、来賓が集まった。また、参加を希望する一般参加者にも広く開放する形式を採用することで、より開かれた会となった。

◇エルトラックの3つの理念

同社は「より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する」・「チームスポーツだからこそできることで教育に貢献する」・「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」をミッションとして掲げている。また、同代表の著書『バスケットボールの教科書<1>~<4>』でも「理念を体現するには、それに相応しい仕組み(評価のシステム、環境創りなど)」とも記載の通り、様々な部分で理念を体現する仕組み、環境創りを感じれる催しとなった。

◇年間功労者発表。”Thank you for your contribution to the mission of our company”

年間功労者発表では、同社が重要視する各項目ごとに優れた活動をした指導員を表彰。また、指導理念に掲げるジョン・ウッデンの成功のピラミッドをなぞり、各項目を階層構造のピラミッドとしたことも特徴だ。礎となる最下段には、情熱、スタッツ、指導実績、スキルペーパー、スタディの項目。それに続き、喜びの声、TED(プレゼンテーション能力)、ドリル、アイディア、3段目にはユーモア、魅力、育成部門が並び、4段目にはMET(Most Educational Tutor)とMIT(Most Improved Tutor)と続く。

ジョン・ウッデンの成功のピラミッドに照らすと、平常心と自信という項目に該当し、また冒頭にあげた理念の「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」」「チームスポーツだからこそできることで教育に貢献する」」に対応する。そして、Competitive Greatnessの項目では、MVT(Most Valuable Tutor)として、2016年度、総合的に素晴らしい活動をした指導員が表彰された。

これは、「より多くの子ども達になりうる最高の自分を目指す環境を提供する」に対応する。ここでも、理念の体現と、評価・表彰の仕組みなどで工夫されている。

先ほど、「理念を体現する仕組み・環境」と書いたが、本表彰のイベントロゴには”Thank you for your contribution to the mission of our company”というスローガンがメッセージとして添えられていることからも、性質としては、表彰やコンテストで指導員同士を競争心を煽るというよりかは、優れた指導をした指導員に対してERUTLUCから謝辞を伝えるという意味合いが強いように感じた。

◇卒業コーチの部。理念を体現しながら規模を拡大する『規律の文化』。指導員の育成制度

卒業コーチの部では、今年度でERUTLUCの活動を終え、次のステージ(小学校の教員、地元に戻っての他の活動など)で活動を離れる指導員が謝辞を述べた。ERUTLUCでは、
バスケットボールの指導(出張指導、地域の保護者主催の定期練習会)などを事業としているが、「ちょっと、バスケットボールを教えてお金を貰おう」という軽いノリでは指導員としての活動が出来ない。情熱や勤勉さを試す仕組みがあり、それを通過し、その後も研究制度などをやり遂げた人物が指導員として活動できる。

先輩指導員が後輩の指導員を指導するバディ制度と呼ばれる仕組みも存在するが、一人の上級指導員が担当する人員も決まっている。これは、「規律の文化」(ビジョナリーカンパニーより)から、塾考の上に定まった制度であるようだ。ここでは、先輩指導員との非常に心温まるやり取りが見られた。目の前の利益に追われず、面倒で、手間もかかる事であるが、理念を体現する事に時間と人員を投資しているからこその場面であった。

◇鈴木代表のスピーチ。中核の指導員による書籍、定期指導者勉強会もスタート。「世界で最もビジョナリーなコーチチームを作る」への歩み

代表の鈴木良和氏のスピーチでは、指導員や、外部の関係者への謝辞に始まり、2016年度の振り返りが、様々な指標と共に時系列で語られた。今年度の特徴としては、事業の柱である指導の緩やかな成長と並行し、中核をなす指導員による出版・監修本の発刊や、指導者を対象とした定期勉強会の活動が特筆事項として挙げられた。

鈴木代表の活動としては、『バスケットボールの教科書<1>~<4>』の発刊や、日本バスケットボール協会のナショナルジュニア育成キャンプ(U-12~U14などの育成世代のキャンプ)の指導を担当したことにも触れた。バスケットボールの指導を事業とする会社を経営する代表者が、日本バスケットボール協会の中で役職を得ることに対して、その関わり方などを気にされている人もいるかもしれない。鈴木代表は、「日本バスケットボール協会の発展に貢献することは、未来の子どもたちへの貢献につながる」という信念のもと、様々な活動に精力的に取り組んでいるとのこと。すべては理念の体現につながるアクションの延長線上ということだ。

◇ライバルはディズニーランド

本イベントがディズニーランドのお膝元であるシネマイクスピアリで開催されているのも、工夫の一つ。バスケットボールの指導を事業とするERUTLUCでは、事業のライバルをディズニーランドとしている。それは、各家計で、食費や、光熱費、住居費などを差し引いた、生存に必要な必要経費以外の予算の中で、余暇活動にお金を使うか、子供のスポーツ教育に割り当てるかなどを判断されるものという。その中で、世界最大級のテーマパークであり、エンターテイメントを作り出すディズニーランド以上に価値のある指導を提供する事で、社会に貢献していこうという壮大な構想でもあるようだ。

具体的には、年間の来場者数と、ERUTLUCの指導を受けた年間の人数などの比較などが提示され、その為に必要な指導員の人員、指導回数、地域の保護者主催の定期練習会の開催数なども同様に提示。また、ここが何よりも重要な事であるが、悪戯に指導実績を伸ばしたとしても理念の体現にはならない。「規律の文化」にならって、ERUTLUCの定める成長プロセスが明示された上で、今後のビジョンが発表された。

◇来賓からの言葉
「出来ない子を教える事が出来る。そして、ここ近年は指導者の悩みにも応えられるようになった。皆さんの成長を感じています」

最後に、来賓の挨拶の際に語られたエピソードなどを紹介したい。会社経営を支える「士業」の方々や、活動の初期を知る方々が集まる方々が中心だ。

「担当をしている会社の中で、一番、イキイキと社員の方が働いている」

「出来ない子のを教える事が出来るのがERUTLUCの指導員の特徴。最近は、特に、その領域での指導員の方の成長が著しい。また、最近は指導者の方の悩みに対応できるようにもなった」

「分析や不定期指導で対応をお願いした東北地方の大学について、若い指導員の方が非常に素晴らしい情熱で対応をしてくれた。この情熱に対して、元々の対価(必要経費などで産出された金額)では足りないと思った。それぐらいの情熱で対応をしてくれた」

GSLで本レポートを書いたのは、鈴木代表、水野慎士指導員をはじめ、岩井、池田親平、佐藤雅幸氏ら各指導員の方に記事寄稿などでご協力を頂いた経緯があるため。

また、同社の「海外事業プロジェクト」では、2006年世界選手権優勝のスペイン代表HCペップ・エルナンデス氏のインタビューや、「勝利か育成か」の力強いコラムが印象的なDave taylor氏の勉強会レポートなど、非常に面白い内容も多い。ぜひ、未読の方は、是非、ご一読を。

GSL内、エルトラック指導員の方の関連記事
http://goldstandardlabo.com/…/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88%…/

<参考>
海外事業プロジェクト 各スペシャルページ

レポート全体
http://www.basketballtutor.com/overseas-project/

ペップ・エルナンデス氏について
・2006年世界選手権でスペイン代表を初の金メダルに導く
http://www.basketballtutor.com/news/…
http://www.basketballtutor.com/news/6585#.WNuzODuLQ2x

Dave・Taylor氏
伝説の指導者ジョン・ウッデン氏から学んだこと
http://www.basketballtutor.com/news/5704#.WNuzVjuLQ2x

【ジョン・ポール・ターナー氏】
・U-13スペイン代表のヘッドコーチ。
・U-15スペイン代表のアシスタントコーチも兼任するコーチ。
http://www.basketballtutor.com/news/6589#.WNu1EzuLQ2x

※本写真で投稿している写真は鈴木代表スピーチ中の写真ですが、””Thank you for your contribution to the mission of our company”の言葉通り、各指導員の方が前に出て表彰されていたり、指導員の方による議事進行なども多数ありました。撮影写真の都合、本写真を利用しています・

(レポート:GSL編集部/株式会社アップセット 片岡秀一)